沖縄の木造住宅のシロアリ対策とは?

木造シロアリ対策沖縄の木造住宅について

沖縄で木造住宅を建てる時の心配事といえば、『シロアリ』です。TVなどでも木造住宅のシロアリ被害が多く放送され、『木造住宅=シロアリ被害に合う』というイメージを持っている方が多いと思います。現在では木造住宅のシロアリ対策も整い、沖縄県内でも木造住宅を建てる方が増えてきました。ここでは沖縄の木造住宅とシロアリについて説明していきます。

シロアリには土壌性と乾材の2種類がいます

日本でのシロアリといえばヤマトシロアリとイエシロアリが有名ですが、性質で分けると土壌性シロアリのヤマトシロアリとイエシロアリ。乾材シロアリのアメリカカンザイシロアリとダイコクシロアリがいます。

土壌性シロアリにとって水分は非常に重要で土中から蟻道(ぎどう・シロアリの通るトンネル)を伸ばして水を運び、木材に被害を与えます。

一方、乾材シロアリは乾燥した木材に含まれるわずかな水分で生きられるので輸入家具の木材の中に入って来たり、羽アリになって飛来して家屋に浸入し、屋根裏のような乾燥した木材のあるところに住みついたりします。沖縄では米軍の持ち込んだ家具と一緒に入ってきたので乾材シロアリの被害も多くあります。

シロアリの特徴・性質とは?

土壌性シロアリのヤマトシロアリは、数千~数万頭の比較的小規模の巣(コロニー)を形成して活動します。洗面所や台所の床下などの湿った木材を食害しますが、加害部分がコロニーとなっていることが多く、駆除は比較的容易です。

土壌性シロアリのイエシロアリは、数百万頭規模のコロニーを形成します。活動範囲が広く、土中に塊状の巣(本巣)を造り、そこから蟻道を伸ばして途中に分巣を造り、その範囲は最大半径100mになるものもあります。地下道から家の基礎に侵入し、床下から家の全体へ広がっていくため、被害が多くなります。また、本巣の女王アリを駆除しなければ根絶できず、駆除は容易ではありません。

乾材シロアリのアメリカカンザイシロアリは、乾いた木材中の僅かな水分で生育できるシロアリです。 蟻道を作らず、材木の内部を食べながら移動します。材木の内部を移動するため、外から見てもシロアリの存在を特定することができません。木材の表面には一見して異常が無く、どこまでの範囲が侵されているかの判断が難しいです。家屋内のあちこちにコロニー(巣)を多数作るため、巣ごと駆除するためには、家中を隅々まで調べなければなりません。

アメリカカンザイシロアリは毎年6月から10月に新しい巣を作るために羽アリが飛び出して、家から家へ被害を拡げていきます。アメリカカンザイシロアリの羽アリの飛翔可能な距離はせいぜい数十メートルしかありませんが、住宅密集地などは、隣家へ被害を広げていきます。

住宅のシロアリ対策とは

住宅の防蟻・防腐措置は、建築基準法で定められています。

「構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、地面から1メートル以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、シロアリその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない。」(施行令第49条2)

また、フラット35で借り入れをする場合、木造住宅には、耐久性要件のひとつとして、防腐・防蟻(シロアリ対策)措置を行うことが必要です。防腐・防蟻の措置には、薬剤や薬剤処理材を使用する以外にも、様々な方法がありますんで、建築する立地や環境からシロアリ対策を行いましょう。

フラット35 シロアリ対策基準

◆土台部分 「ひのき」「ひば」などの耐腐・耐蟻性能のある木材を使用する。
◆地盤面から1m以内の構造体の木部(次のうちいずれか1つ以上)
①「ひのき」「ひば」などの耐腐・耐蟻性能のある木材を使用する。
②外壁通気層を設ける構造とする。
③屋外に柱がむき出しになる構造(真壁構造)で軒の出が90cm以上とする。
④断面寸法が12cm角以上の材料を構造材に使用する。
◆地盤(次のうちいずれか)
①べた基礎で床下部分の地盤を覆う。
②べた基礎ではないが、布基礎と鉄筋がつながっている鉄筋コンクリートで床下部分の地盤を覆う。

シロアリ対策にはベタ基礎が必須

土壌性シロアリは、地面から家へ侵入してきます。そのため、沖縄で木造住宅を建てる際には、シロアリ対策として『ベタ基礎』という住宅の基礎部分をコンクリートで覆います。このベタ基礎にすることで、シロアリが侵入しにくい状態にしています。また、土壌性シロアリは乾燥に弱く、乾燥した場所では生息できないため、通風や換気ができるようにして、シロアリ対策を行っています。

木造住宅では、基礎を高くして点検口をつけることで基礎内部の確認できるようにすれば、シロアリ被害の早期発見も可能になります。ベタ基礎でも施工が悪く亀裂がある場合や配管やケーブルなどの隙間があると、シロアリの侵入を許してしまう場合もありますので、シロアリが侵入できないように基礎部分で隙間が無いことを確認しましょう。

シロアリ対策のバリア工法(薬剤散布型)とは?

薬剤を散布することでシロアリの駆除や予防を同時に行うことができるのが、バリア工法で一般的に広く知られる工法で、現在最も普及しています。
シロアリの好む床下などの狭い場所で行うことが多いことから、高い技術や経験を必要とします。即効性に優れていますが、薬剤散布による健康被害や環境汚染が懸念されている側面もあります。

シロアリ対策のベイト工法(毒餌設置タイプ)とは?

シロアリの巣(コロニー)へエサを持ち帰り、仲間へ分け与えるシロアリの習性を生かした方法で蟻道と呼ばれるシロアリの通り道や被害箇所にシロアリを死滅させるベイト剤を仕掛け、働きアリにコロニーへ運ばせ、シロアリを巣ごと駆除します。この薬剤(ベイト剤)は脱皮をする生物にだけ効果を発揮するので、哺乳類・魚類等に対する毒性は低く環境的にも安全性の優れたものです。

その他にも、人体やペットなどに安全なホウ酸系の防蟻剤もあります。
ホウ酸系防蟻剤は効果が高く長続きする利点があり、アメリカなどでは主流の防蟻薬剤として用いられています。

シロアリ被害の少ない材木を選ぶ

シロアリ対策に有効な樹種として、以下の3つがあります。

  • チーク
  • ヒノキ
  • ヒバ

※ちゅらきやホームでは、鹿児島県産の杉・ヒノキを柱、梁に使用しています。

また、シロアリ被害に遭いやすいとされる樹種は以下になります。ご参考までに。

  • ホワイトウッド
  • スプルース
  • エゾマツ

シロアリの侵入経路は決まっている

土壌性シロアリの侵入経路はほぼ決まっています。その部分の気をつければ、シロアリの侵入を防げます。

  • 基礎の立ち上がり
  • 基礎の打ち継ぎ部
  • 玄関ポーチ
  • 配管貫通部

施工時に上記ポイントで亀裂などが無いか確認しましょう。また、定期点検では重点的にチェックしましょう。

シロアリは超雑食

シロアリが食べてしまう(食害)物は木材だけでなく移動するためにコンクリート、鉄骨や鉄筋にも穴をあけていきます。また、羽アリは家財にも巣を作るために家の中に侵入されない対策を行いましょう。定期的な掃除を行い、シロアリの糞がないかチェックしましょう。

実際にシロアリの食害にあったもの

熱可塑性プラスチック、レッドシダー(木材)、合板 、木質ボード(パーティクルボード)、ウレタン、木材 、粘土、パイプ、鉄骨、家具、鉄筋、ケーブル、パイン材、ビニール袋 、タイル、乾材、レンガ、泡スチロール、ヒノキ、断熱材、鉄、鉛

沖縄の住宅にはシロアリ対策が必須

沖縄には、どこでもシロアリが生息していると言っても過言ではなく、木造住宅だけでなくRC住宅でもシロアリ対策が必須となっています。新築住宅でシロアリ被害に出さないようにするためには、シロアリの知識を持ってシロアリ対策と定期的な点検行い被害を出さないようにしましょう。

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